▼ウロコがないためキラキラと輝く銀箔が際立つ
形が太刀に似ているだけでなく、全身をおおう銀白色もそれらしいため太刀魚の名がある。もっとも立って泳ぐからタチウオという説もある。日本近海では北海道南部以南に生息し、秋から冬にかけて南下し、春から夏に北上する回遊魚。したがって各産地によって旬はことなるが、多くは夏から秋にかけて水揚げされる。
タチウオといえば体表にギラギラと輝く銀箔をまず思い浮かべる。これはグアニンという色素で、タチウオ特有と思われがちだが、多くの魚が持っている。ほかの魚はウロコの下にあり目立たないだけなのだ。
| 東京書籍 「旬のうまい魚を知る本」 JLogosID : 14070193 |