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▼ていねいこの上ない宅配方法


清水漁協活魚事業部は清水サバの活魚の販売及び生き締めの宅配を引き受けている。清水サバをよく知る料理店などからは、水槽に一昼夜、あるいは1週間生かしたサバをと細かい注文がはいるそうだ。活魚槽に生かしておくと、胃の中のものが消化されて、それだけ臭みがなくなり、また身がしまるからだ。活魚の出荷は活魚車で運ぶ。
生き締めした清水サバの宅配の方法も手が込んでいる。活魚槽から取りだし、包丁で延髄を切る。バケツの中の冷海水に30分ほど漬けて、血抜きをすると同時に魚の体温を冷やす。血がにじみでる首に吸い取り紙を巻いてから、ビニール袋に入れる。そうしてからこれを氷をいっぱいに詰め込んだ発泡スチロールの箱におさめて発送するのだ。




東京書籍
「旬のうまい魚を知る本」
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