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▼小川原湖は日本一の大漁場


全国のシラウオ総水揚量は例年青森県が一番多く、なかでも小川原(おがわら)湖を抱える上北町は全国第1位の水揚量を誇る。汽水湖小川原湖には、海へ降下するシラウオの群れと、降下しないで越冬するグループがあり、前者のほうが多いといわれる。小川原湖での産卵時期は5月。10~12月に5~6センチになり、降下する群れは高瀬川から海へ下る。沿岸で越冬して、3~5月になると高瀬川をさかのぼり、湖で産卵して寿命を終える
そのシラウオを狙って、9月から12月までの小川原湖で船曳網漁が行われる。一日に何回も網を入れ、網上げのたびに運搬船が港まで運ぶ。だから上北町シラウオ生きがいいと評判が高い。見るからにか細いシラウオは傷みが早く、鮮度が命なのだ。




東京書籍
「旬のうまい魚を知る本」
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