全訳古語辞典 あ行 あ 235 天晴れ【あっぱれ】 [感] ((「あはれ」の変化した語。「天晴れ」は当て字))[1](非常に感動して)ああ。[例]「あっぱれこの世の中は、ただ今乱れ」〈平家・五・文覚被流〉[訳]「ああこの世の中は、今すぐにも乱れ」[2](ほめたたえて)すばらしい。[例]「あっぱれ剛(かう)の者かな」〈平家・四・信連〉[訳]「すばらしい勇者だな」<参考>[2]は、用例のように、連体修飾語として連体詞的に用いることも多い。 東京書籍「全訳古語辞典」JLogosID : 5070574