奈曽渓谷
【なそけいこく】
県南西部日本海側にある由利(ゆり)郡象潟(きさかた)町を流れる奈曽川の渓谷。同町を通過する国道7号から折れて,県営有料道路鳥海ブルーラインに入ると,まもなく奈曽川下流の奈曽の白滝に至る。渓谷はその上流で,鳥海(ちようかい)山五合目の鉾立(ほこだて)近く左手の標示板に「奈曽渓谷,深さ337m,高さ137m」とある。この縁辺に石段と遊歩道があり,下流の白糸の滝も眺望できる。その雄大な景観は昭和52年新観光秋田三十景の第4位となる。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7022241 |