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小田代ケ原
【おだしろがはら】


小田代ガ原・小田代原とも書く。日光市の戦場ケ原の西にあるミズナラやズミの林に囲まれた湿原。標高約1,400mで,戦場ケ原よりも10m前後高い。湿原を田代と呼ぶが,戦場ケ原の大きい湿原に対して小さい湿原ということで小田代の名がついたといわれる。乾燥化が進み,木々が原のあちこちに姿を見せる。夏に淡紅色の花をつけるホザキシモツケ,紫色の花のニッコウアザミの大群落は有名。原の南端を千手ケ浜に通じる柳沢林道が通り,原の中には一周約2kmの遊歩道も整備されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7041130