烏ケ森
【からすがもり】
那須郡西那須野町中心部から西ヘ約2kmに位置する丘。標高297m。周辺との比高約40m。那須扇状地中の権現山面に対比される分離丘陵の1つで,北西から南東方向に向いた流線の平面形をしている。山頂からは遠く那須野ケ原一帯を見渡すことができる。カラスが群舞していたので烏ケ森と名づけられたと伝わる。明治12年11月14日伊藤博文らは当丘から那須野ケ原を視察,同18年4月15日には那須疏水起工式,同27年5月6日には西那須野開墾の主力となった那須開墾社の成業式が行われた地で,町史跡に指定されている。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7041467 |