祇園原
【ぎおんはら】
河内郡南河内町北西部の標高60m前後の平坦地。宝木台地の一部を成し,南に向かって緩く傾斜している。国道4号や国鉄東北本線が原を縦貫する。原の南東約2kmに奈良期から平安期にかけて隆盛を誇った下野薬師寺跡がある。祇園原の名称は,下野薬師寺に配属された僧侶たちが故郷京都を思う願いから付けられたと伝えられる。国道沿線はドライブインなどが並び,にぎわいをみせていたが,東北自動車道の開通によって現在はさびれてしまった。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7041552 |