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天上山
【てんじょうざん】


神津(こうづ)島の最高峰。島の中央からやや東寄りにある台形状の山で,流紋岩よりなる標高574.2mの火山。承和5年に噴火したという記録がある(続日本後紀,承和7年9月22日条)。山頂近くに石塁らしい遺構がある。山頂からの展望はすぐれ,また不動池・千代池などの小さな火口湖が点在する。不動池には不動明王をまつる小祠があり,漁業の祭神として厚い崇敬を受けている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7062547