100辞書・辞典一括検索

JLogos

17

魚留滝
【うおどめだき】


東礪波(ひがしとなみ)郡上平(かみたいら)村の西部の開津(かいづ)谷(境(さかい)川支流)にある滝。滝高約20m。水量は豊富である。滝壺の大きさは4m(^2)ほどで,かなり深い。滝の両岸は高さ20~30mの絶壁になっており南側の崖のほうが高い。滝壺の下流左岸には,高さ250~260mの岩壁も見られる。急な滝であるうえに,落下する瀑布の裏に空洞があるので,この滝より上流には魚がのぼれないことから魚留の名がある。滝の下流にはイワナが生息するので,滝まではまれに釣人が訪れることもある。滝壺は絶壁で囲まれているため,川沿いに滝の上流へ行くことはできないが,滝の上流も下流と同様,文字通りのV字谷が続く。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7080111