角川日本地名大辞典 近畿地方 三重県 14 三国岳【みくにだけ】 員弁(いなべ)郡藤原町篠立(しのだち)の西方にある鈴鹿山系の山。標高815m。伊勢(員弁郡藤原町)・美濃(岐阜県上石津町)・近江(滋賀県多賀町)の3国の国境にあったのでこの名がつけられた。員弁川の源流部に当たる。かつては製炭が盛んに行われた地で,登山道の周辺には窯跡が多く見られる。山麓の篠立集落付近には,石灰岩の採石場や篠立の風穴(かざあな)と呼ばれる石灰洞がある。 KADOKAWA「角川日本地名大辞典」JLogosID : 7129373