不帰池
【かえらずのいけ】
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蛙不入池(かえるいらずのいけ)ともいう。野洲(やす)郡野洲町大字大篠原(おおしのはら)字鳴橋の東にある池。平宗盛首洗池ともいう。江戸期は長さ2町・横1町半の池。池の東縁に処刑された平宗盛父子胴塚があり,都を目前にして帰れず平家終焉の地(平家物語・吾妻鑑)となったうえ,打首を洗ったという史伝からきた名称。蛙が住まないので蛙不入の池とも呼んだという。現在,水量少なく,堆積が進み,狭くなっている。この池を中心に,東側を夕日ケ丘,西側を朝日ケ丘と呼ぶ。
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![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7131354 |