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安堂
【あんどう】


旧国名:河内

安土とも書く。大和川中流右岸,生駒(いこま)山地南部西麓の扇状台地上に位置する。南部の丘陵には古墳前期から後期に至る古墳が多数存在し,安堂山古墳群の名で知られる。「続日本紀」天平勝宝8年2月の条に見える家原寺は当地に建立されていたと考えられ,古代の家原里(邑)も当地に比定する説が有力である(柏原市史)。安堂を本貫とする氏族に家原氏があり,家原寺はその氏寺であったと考えられている(柏原町史)。なお,安貞2年11月8日の後堀河天皇宣旨には(光徳寺文書/柏原市史4),光徳寺に寄進された300町歩の四至として「西限太平寺安堂境」と見えるが,本文書は検討を要する。
安堂村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
安堂(近代)】 明治22年~現在の大字名。
安堂町(近代)】 昭和41年~現在の柏原市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7147385