波多横山
【はたのよこやま】
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飛鳥期に見える山名。「万葉集」巻1に「十市皇女,伊勢の神宮に参赴りし時,波多の横山の巌を見て吹刀自の作る歌」(22)と見える。三重県一志町付近に比定する説が有力だが,「大和志」は仲峰山村(現山辺郡山添村中峰山)に比定する。この地は山添村の東端で,大和高原の東端でもある。「山辺郡波多蘇麻」(大安寺資財帳/寧遺中)や「神波多神社」(延喜式神名上大和国添上郡)も当地に比定されている。
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![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7168852 |