大満寺谷
【だいまんじだに】
隠岐(おき)郡西郷町大字有木(あらき)にある谷。八尾(やび)川の支流有木川の上流にある。川は有木の集落より2kmの地点で渓谷状になり,その傾斜変換点は深い淵を形成し,大満寺参詣の人々が当地で身を清めることから精進(しようじん)川と呼ばれている。谷の方向は東北から南北に切る断層に沿っている。天然記念物のオキサンショウウオが生息するほか,谷壁には淡紅色の花を咲かせるオキシャクナゲが自生している。また谷をめぐる一帯の山地はスギ・モミ・ヒノキの美林である。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7179784 |