鍋坂
【なべざか】
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大原郡大東町大字上久野(かみのく)にある坂。「雲陽誌」に「一里ばかりの坂路なり」とある。同書仁多(にた)郡琴枕(ことまくら)の条にも鍋坂がみえ,「登路二十町」とある。大原郡大東町大字上久野字長谷(ながたに)から南へ入り,郡境の山脈を標高約650mの峠で越えて仁多郡仁多町大字高田字琴枕に越す山道をいう。琴枕から南方へ約1kmに字郡村があるが,この郡村には古代仁多郡家が置かれていた。この道は今日廃道に近く,鍋坂の名称も用いられなくなっている。
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![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7180466 |