山之内川
【やまのうちがわ】
![](dev/images/h-r-.png)
越智(おち)郡大西町中央を北流する町内第一の川。水源は菊間・玉川・大西町との境界付近の海抜451.3m,竜岡無線中継所のある山(通称大河内(おおこうち)山)から発し,丘陵地の大河内,本谷,衣笠の旧山之内村,平坦地では間所(まどころ)東明寺―脇と町内を縦断して大井湾の中央へ注ぐ。延長約5km,川幅15mで上流では急流,下流は天井川となっている。中流域には弥生後期の遺物を出土し,多くの円墳がある。明治20年代から急速に樹園化され,越智郡の柑橘生産の先進地である。河口付近の砂丘を利用して昭和36年から来島どっくが進出し,その後大西工業団地も造成されて鉄工業が盛んである。
![](dev/images/h-r-.png)
![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7203523 |