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久住高原
【くじゅうこうげん】


直入(なおいり)郡久住(くじゆう)町久住,大船(たいせん)火山群の南麓にある高原。標高600~1,100m,東西20km・南北4km,3°内外の緩傾斜面で,軽石流・火山扇状地,礫層・火山灰より成り,浅い放射谷に刻まれている。阿蘇国立公園のうち。ススキ・ネザサを主とする大草原で,草地開発センター・県畜産試験場がある。東は七里田温泉付近から西は瀬ノ本までつづく。南麓を大分市鶴崎から熊本に至る肥後街道が走り,ここに立地する久住町は肥後領の宿場町として栄えた。高原の西を久住町から日田(ひた)に至る街道は松並木を残している。赤川・七里田(しちりだ)などの小温泉もあり,久住山・大船山の登山口,キャンプ地(納池(のいけ)公園・沢水(そうみ)・赤川)もある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7230204