角川日本地名大辞典 九州地方 大分県 12 柳川【やなぎがわ】 矢流(やながれ)川ともいう。中津市大字相原(あいわら)三口(みくち)より流れ出る大井手堰の水路。沖代(おきだい)平野の灌漑水路の1つ。「豊前志」や「下毛郡誌」によると,水路の沿岸に楊柳が甚だ多いことによるという。またこの川の東に南北朝期の古戦場があり,錆矢堂(さびやどう)という。この時の戦で多くの矢が流れたので矢流川という別名を生じたという。 KADOKAWA「角川日本地名大辞典」JLogosID : 7233873