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篠川湾
【しのかわわん】


大島郡瀬戸内町にある湾。湾名は湾奥の集落名による。奄美大島西南部,大島海峡を挾んで薩川湾の北東に位置する。奄美群島国定公園のうち。広義には久慈湾の一部。湾口西には佐栄(せえ)崎,東には阿丹花(あだんげ)崎がある。リアス式海岸で湾奥が深く,水深は湾央で51mで,四面の風浪を避ける天然の良港をなす。湾奥には篠川川が流入。沿岸には篠川・井勝・摺勝・阿室釜(あむろがま)・深浦・白浜の集落が立地。波静かな湾内ではマベガイによる真珠の養殖が行われている。コウイカなどの釣場として知られている。背後の油井岳から望む本湾をはじめとする大島海峡の景観はすばらしく奄美八景(十景とも)の1つ。地方港湾篠川港がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7237751