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真和志村(近代)


 明治41年~昭和28年の自治体名。真和志間切真嘉比・安里・識名・上間・国場・古波蔵・与儀・仲井真・天久・安謝・松川の11か村をもって成立。旧村名を継承した11字を編成。世帯・人口は,大正9年2,689・1万2,787,同14年3,000・1万2,838,昭和15年3,935戸・1万7,559。明治末期から昭和初期にかけて,銘苅【めかる】・繁多川・壺川・楚辺・真地・大道【だいどう】・古島・上之屋・樋川・松尾・二中前・県庁前が行政区として成立し,県庁前を除いて,第2次大戦後に地籍字となった。このほかに寄宮を加え,23字となる。昭和22年那覇港湾での労務管理のために設置された特別な自治体みなと村が,古波蔵を中心にできた。同24年古波蔵と与儀の各一部,同25年古波蔵の一部を那覇市に編入。戦後那覇の復興は,真和志村に隣接する壺屋周辺から始まり,真和志村は急激に都市化した。昭和28年市制施行。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7465115