三頭山
【みとうさん】
奥多摩町南西端と檜原(ひのはら)村北東端と山梨県上野原町・同県小菅村との境にある山。標高1,527.5m。秩父多摩(ちちぶたま)国立公園のうち。東西に3つの峰頭が並ぶことから山名となる。東の峰に三頭御前社の祠がある。山体は原始のままで,奥多摩の動植物,地質など特有なものがある。三頭の大滝は有名。古来クマ・オオカミの生息が伝えられ,里娘が頂上付近で襲われた話が伝えられる。南・北両秋川の水源地で,尾根上を伊予山を経て奥多摩湖へ出る山径がある。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7602282 |