八色石峠
【やいろいしとうげ】
邑智(おおち)郡川本町大字川本と瑞穂(みずほ)町大字八色石の境界にある峠。昭和初期に新道が唐渓山山腹に新設されるとき,峠を避け長さ118m・幅4mの八色石トンネルが貫通。日本海沿岸から中国山地を越えるには2階段があり,第1階段は低地帯から高原部の盆地に出るとき,第2階段は盆地から脊梁部を越すときとある。八色石トンネルは第1階段の峠に当たる。トンネルまでの道のりは主要地方道仁摩(にま)~瑞穂線の難所で,川本町から矢谷(やたに)川の谷を漸昇し,谷頭から緩やかな傾斜の唐渓山山腹を小さい屈曲の連続で通り抜ける。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7605818 |