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CSR
【しーえすあーる】


Corporate Social Responsibility

企業の社会的責任。そもそも、企業は、経済システムの一構成員として社会に開かれた存在であり、自らが社会に与える影響について、当然のことながら責任を持っている。近年CSRとして議論されている概念や文脈は多岐にわたっている。まず、CSRを捉える基本的立ち位置として、株主価値と公益性について、&wc1;株主価値最大化を前提とした公益性への貢献、&wc2;株主価値と公益性の両立という2つがある。前者は米国等の市場主義につながり、後者は、例えば、近江商人の三方よしの考え方(売り手よし、買い手よし、世間よし)に代表されるよう、従来からの日本にある考え方に近い。また、具体的なCSRに関わる企業行動として、&wc1;法律等のルールを遵守する、&wc2;株主、従業員、取引先、社会等のさまざまな利害関係者(ステークホルダー)に対して、説明責任を果たす、&wc3;本業から出た利益を、社会活動や文化活動への寄付等を通して還元する、&wc4;収益性をある程度犠牲にしても、公益性の高い事業に資源投入をする、&wc5;商品・サービスの価値向上等の本業そのものを通して社会の発展に貢献する等の多様な次元がある。




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日経BP社
「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」
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