被ばく
【ひばく】

exposure
放射線を浴びることで、被ばく量の単位はシーベルト(Sv)。外部被ばく(曝)と内部被ばく、全身被ばくと部分被ばくに分けられる。外部被ばくは文字通り、体の外からの放射線を受けること。アルファ線とベータ線は透過力が小さいのでほとんど影響はなく、ガンマ線や中性子線が問題となる。中性子線以外では、被ばくした生物や物体が放射能を帯びることはない。放射性物質を食品と共に食べたり、呼吸で体内に入ったりすると内部被ばくとなる。内部被ばくでは、組織や臓器に放射性物質が密着するので、特にアルファ線やベータ線の影響が大きい。ヨウ素131は甲状腺に、ストロンチウム90は骨に、セシウム137は全身に沈着しやすい。内部被ばくで半減期が人の一生に比べて長いものは、放射性物質が体外に排出されるまで被ばくが続くので、放射能は小さくても影響は大きい。なお、核兵器によるものは被爆の文字を使う。こちらは、放射線と共に、熱線や空気の衝撃波による被害も含む。

![]() | 朝日新聞社 「知恵蔵2009」 JLogosID : 14825594 |




