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CAD


Contrat d'Agriculture Durable(仏)

 2003年6月に始まったフランスの農業環境政策基本的枠組み1997年フランス農業法で採用されたCTE(経営に関する国土契約)と類似。CTEは「環境・国土」及び「投資・雇用」の2つの側面について国と農業者との間で契約を取り交わし、その取り組みに伴う所得減少を平均で10a当たり約2700円補償していた。CADでは農場単位で経営改善を図る農業者と県知事との間の契約に対して助成金支払う。改善内容や助成金単価は、県の条例がEU理事会規則の枠内で定める有機農業の導入など環境的事項は必須で環境重視を明確に打ち出したほか、社会経済的措置の自由選択制、上限額の設定などを新たに導入した。全県レベルの標準契約と県内小地域の地域標準契約の2形態がある。1県当たりの平均助成額は2万7000ユーロ以下、支払い期間は5年間。




朝日新聞社
「知恵蔵2009」
JLogosID : 14845401