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P2P


peer to peer

 サービス提供する側の「サーバー」とサービス受ける側の「クライアント」という区別がなく、サービス利用する端末自体がサービス提供者としても振る舞う通信形態。端末間の通信にサーバーを経由しない方式。「peer」は同格の存在を意味し、「2」はto(トゥ)の音を置き換えたもの。完全なP2Pは通信可能な相手の検索もサーバーを介さないが、実際には端末間で通信を開始する前の手続き管理用サーバー利用するサービスが多い。サーバーが不要、もしくは限定的な利用にとどまるため、利用者数が爆発的に増えてもそれに比例してサーバーを増強する必要がなく、通信が1カ所に集中しないメリットがある。端末となるパソコン自体の性能向上やブロードバンドの普及がP2Pを実現しやすくした。インスタントメッセージIP電話のほか、ファイル交換ソフトで利用される。




朝日新聞社
「知恵蔵2009」
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