AED

automated external defibrillator

　突然死につながる不整脈時に電気ショックを与える救命装置。空港や駅、病院、学校、スポーツ施設などに設置が進む。従来、使用は医師に限られていたが、厚生労働省は2003年4月から救急救命士に、さらに04年7月からは一般人にも使用を容認した。電極パッドを、心臓や呼吸が停止して意識を失った人の右胸上部と左胸に貼ると、AEDが心臓のリズムを解析。除細動が必要な時は音声で指示されるので、それに従ってショックボタンを押す。救急車の到着には全国平均6分かかるが、それまでにAEDを使えば半数は助かる可能性がある。

朝日新聞社 「知恵蔵2009」 JLogosID : 14848560