知恵蔵2009 文化・芸術 演劇 32 不条理演劇 theatre of the absurd 1950年代にフランスを中心に生まれた、サミュエル・ベケット、ウジェーヌ・イオネスコらの前衛劇。この用語を定着させたのは、英国の演劇評論家マーティン・エスリンの著書『不条理の演劇』(61年)。アンチ・テアトル(反演劇)とも呼ばれる。ベケットの「ゴドーを待ちながら」(53年)は、不条理演劇の代表作。日本でも別役実、宮沢章夫らに影響を与えた。 朝日新聞社「知恵蔵2009」JLogosID : 14849262