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企業集中
【キギョウシュウチュウ】


business concentration

 それぞれ独立した企業同士が、カルテル、トラスト、コンツェルンの順で、その実質的独立性を失い、企業集中を強めて統合され、1つのまとまった企業集団へと発展する。コンツェルンとは、この企業集団の司令塔にあたる本社が持ち株会社の形態をとり、支配会社としてその傘下に子会社である従属会社群を置き、本社による統一的指揮の下、支配・従属関係が貫徹したもの。ドイツ株式法第15条によるコンツェルンの定義は、「共通の指揮及び管理のもとにある同種の、法的に独立した企業からなる企業集団、あるいは経済的目的のため単一の経営のもとに総合された、法的に独立した諸企業の集団」。ドイツではコンツェルンによるコンツェルンの統合を含め、M&Aで買収した企業をコンツェルン傘下に収めていくやり方で、その急速な拡大が図られた。一方、戦後の日本では、単一の企業であったものを本社の持ち株会社化、事業部の分社化という形で、独立した企業群に細分化し企業グループ化していった。よって、外見上はドイツのコンツェルンに類似しているが、企業集中という性格は持たない。




朝日新聞社
「知恵蔵2009」
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