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空中警戒管制機
【クウチュウケイカイカンセイキ】


 大型機の胴体の背に大きな皿型のレーダーを搭載、高空を長時間巡回して敵機の早期発見や迎撃機の指揮をする。地上のレーダーでは水平線の先、山の陰の目標は探知できないため、爆撃機、攻撃機は超低空で侵入する。この対策として飛行機にレーダーを積んで、上空から見張る空中早期警戒機が造られた。航空自衛隊は米空母用のE2Cを採用し13機を保有する。だが、E2Cは小型で5人乗り、航続時間は約6時間、乗員の疲労が激しく信頼性もやや劣る。このため防衛庁は双発のボーイング767をベースにしたAWACSを採用し、1993、94年度に計4機を発注。98年3月から浜松に配備された。1機570億円という高価な飛行機だ。




朝日新聞社
「知恵蔵2009」
JLogosID : 4391932