黄砂
【コウサ】

yellow sand dust
中国内陸部のゴビ砂漠などの乾燥地帯で、風によって巻き上げられた多量の砂じんが偏西風に乗って運ばれ、中国東部、朝鮮半島、日本などにゆっくり降下する現象。春に多く、空を黄褐色にし、視程障害、呼吸器疾患などをもたらす。日本への飛来数は年による差が大きい。近年、中国大陸の砂漠化が進み、黄砂は増加傾向にある。黄砂の観測日数(全国103地点の延べ日数)は、2005年451日(1989~2005年の平均は381日、最大は02年の1132日)。06年は6月末で619日と前年を4割も上回る。近年のアジアの経済成長に伴い、アジア上空に褐色雲(黄砂や大気汚染物質など、大気中に浮遊するエアロゾルが高密度に集まった褐色の雲)が目立っており、地球温暖化予測や健康への影響が懸念され始めている。04年1月から気象庁が黄砂に関する予測情報を発表している。

![]() | 朝日新聞社 「知恵蔵2009」 JLogosID : 4392235 |




