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枯る・乾る涸る・乾る嗄る
【か・る】


[自][ラ下二]れ/れ/る/るる/るれ/れよ

<Ⅰ>


[1](草木などが)枯れる。
[例]「過ぎにしかた恋しきもの。かれたる葵(あふひ)」〈枕草子・過ぎにしかた恋しきもの〉
[訳]「過ぎ去ったころがなつかしいもの。(賀茂(かも)の祭で飾った)枯れた葵」
[2](動物・虫・魚などが死んで)干からびる。
[例]「虫などのかれたるに似てをかし」〈枕草子・花の木ならぬは〉
[訳]「(楓(かえで)の花は)虫が干からびているのに似ていて趣がある」
<Ⅱ>(水が)干上がる。かれる。
[例]「◎耳無(みみなし)の池し恨めし我妹子(わぎもこ)が来つつ潜(かづ)かば水はかれなむ」〈万葉・一六・三七八八〉
[訳]「◎耳無の池(=奈良県の北部にあった池。現存のものは後世の開削という)が恨めしい。私のいとしいあの子が来て水にもぐったら(=入水(じゅすい)したら)、水が干上がってほしかったのに」
<Ⅲ>(声が)しわがれる。かすれる。かれる。
[例]「声いたうかれてさへづりゐたり」〈源氏・玉鬘〉
[訳]「声がひどくかすれて早口でしゃべっていた」




東京書籍
「全訳古語辞典」
JLogosID : 5076115