思ひ染む
【おもひ-し・む】

<一>[自][マ四]<二>[他][マ下二]<一>ま/み/む/む/め/め<二>め/め/む/むる/むれ/めよ
おもひ-し・む【思ひ染む】(オモイ―)
<一>身にしみて思い込む。深く心に感じる。いちずに思う。
[例]「この君のかたちをば『似る者なし』とおもひしみたりしに」〈源氏・夢浮橋〉
[訳]「この君(=浮舟)の顔立ちを、『似ている人はいない』と、思い込んでいたところ」
<二>(願望などを)心に深くしみ込ませる。執着する。
[例]「おもひしめてしことは、さらに御心に離れねど」〈源氏・賢木〉
[訳]「(光源氏が)執着していたこと(=藤壺(ふじつぼ)への思い)は、まったく(光源氏の)お心から離れはしないけれど」

![]() | 東京書籍 「全訳古語辞典」 JLogosID : 5082840 |




