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殊勝
【しゅ-しょう】


[名]<形動>[ナリ]


[1]とりわけすぐれていること。格別なこと。
[例]「元良親王(もとよしのしんわう)、元日の奏賀の声、はなはだしゅしょうにして」〈徒然・一三二〉
[訳]「元良親王が、元日(の天皇の朝拝のとき)に賀詞を読み上げる声が、たいそう格別であって」
[2]おごそかなこと。こうごうしいこと。
[例]「いかに殿ばら、しゅしょうのことは御覧じとがめずや」〈徒然・二三六〉
[訳]「なんと皆さん、(この一対の狛犬(こまいぬ)の像の)こうごうしいことは見てお気づきになりませんか」
[3]けなげなこと。感心なこと。
[例]「さすがに辺国の遺風忘れざるものから、しゅしょうに覚えらる」〈奥の細道・末の松山・塩竈〉
[訳]「(枕もとに響く奥浄瑠璃(おくじょうるり)はやかましかったが)それでもやはりへんぴな土地に伝え残された風流を忘れないでいるので、感心に思ったのだった」




東京書籍
「全訳古語辞典」
JLogosID : 5085608