白らか
【しろ-らか】

<形動>[ナリ]なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ
((「らか」は接尾語))白っぽい。いかにも白い。白々としている。
[例]「歯黒め、さらにうるさし、きたなしとて、付け給はず、いとしろらかに笑(ゑ)みつつ」〈堤中納言・虫めづる姫君〉
[訳]「お歯黒は、ますます面倒くさい、見苦しいと言って、おつけにならないで、たいそう白々と(歯を見せて)笑いながら」

![]() | 東京書籍 「全訳古語辞典」 JLogosID : 5085877 |