打ち返し
【うち-かへし】

[副]
うち-かへし【打ち返し】(―カエシ)
[1]繰り返し。何度も。
[例]「おしはかり給ふに、いと心苦しければ、うちかへしのたまひ明かす」〈源氏・薄雲〉
[訳]「(光源氏が明石(あかし)の君の心の中を)推測されると、たいへん気の毒なので、繰り返し(事情を)おっしゃって夜を明かす」
[2]思い返して。前とは反対に。逆に。
[例]「つれづれに思ひ続くるも、うちかへしいとあぢきなし」〈源氏・柏木〉
[訳]「何もすることがなく手持ちぶさたで思い続けるのも、逆にとてもむなしい」

![]() | 東京書籍 「全訳古語辞典」 JLogosID : 5089448 |




