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烏羽玉の
【うばたま-の】


<枕詞>

((「ぬばたまの」が変化した語。「むばたまの」とも書く))「黒」「闇(やみ)」「夜」、また、夜に関係のある「月」「夢」などにかかる。
[例]「◎うばたまの夜の衣(ころも)を」〈新古今・恋三・一一七五〉
「◎うばたまのはかなき夢に」〈新古今・恋三・一一五七〉
<参考>『万葉集』では「ぬばたまの」が用いられ、「うばたまの」は『古今和歌集』以後に使用。「ぬばたま」には諸説があるが、実体は不明。




東京書籍
「全訳古語辞典」
JLogosID : 5089701