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ほっさう-しゅう
【ほっさう-しゅう】


[名]

ほっさう-しゅう【法相宗】(ホッソウ―)仏教の宗派の一つ。南都六宗の一つ。日本へは七世紀中ごろに伝わり、奈良時代には元興(がんごう)寺・興福(こうふく)寺が中心的寺院であった。万物は人間の識(しき)(=心)が作り出す仮の存在であり、識が唯一の実在であること(=唯識)を根本教義とする。「唯識宗(ゆいしきしゅう)」「法相(ほっさう)」
<参考>南都六宗は奈良時代の六つの宗派で、三論(さんろん)宗・法相宗・成実(じょうじつ)宗・倶舎(くしゃ)宗・律宗(りっしゅう)・華厳(けごん)宗をいう。




東京書籍
「全訳古語辞典」
JLogosID : 5094710