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歴史の本の「変」「乱」「役」の使い分けは?


歴史の教科書には、本能寺の変、島原の乱、西南の役などの事件が登場しますが、これらの呼び方は、どのように使い分けているのでしょうか。
織田信長が明智光秀に襲われたのが「本能寺の変」。弾圧を受けたキリスト教徒三万七〇〇〇人が、一二万人の幕府軍を相手に反乱を起こしたのが「島原の乱」。明治維新後、西郷隆盛が政府に反乱を起こしたのが「西南の役」です。
このように、突然起こった事件は「変」、国内で起こった大規模な戦は「乱」、外敵や内乱のために政府が国民を動員した事件は「役」と呼んでいるようですが、これらは一般的な分類で、厳密な使い分けの基準はないようです。




角川学芸出版
「花マル雑学塾」
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