東回りと西回り、どっちが時差ボケになりやすい?

海外旅行でいちばん困るのは時差ボケ。滞在期間が短いと、時差ボケに悩まされているうちに旅行が終わってしまう、なんてケースもあります。体内リズムと生活リズムに差が生まれるためにおきる現象ですが、昼間なのに眠くてたまらず、夜になると目が冴えてしまったりするのだから困ったものです。ビジネス旅行では、仕事に大きな支障をきたすこともあります。
とくに時差ボケは、西回りより東回りの方が症状がひどいといわれています。西回り、つまり日本からユーラシア大陸やヨーロッパに向かうと、現地では、いつも(体内リズム)より遅い朝を迎えることになります。反対に、太平洋を越えてアメリカなどに向かう東回りは、早い朝を迎えることになります。
人間の体は、生活リズムを遅らせていくほうが容易にできているため、夜更かし、朝寝坊傾向にずれていくほうが楽なのです。
とりあえず時差ボケを防ぐには、出発の数日前から、西回りなら「夜更かしをして朝寝坊」を、東回りの場合は「早寝早起き」をしておけばいいそうです。

![]() | 角川学芸出版 「花マル雑学塾」 JLogosID : 5145152 |