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マヨネーズから真珠ができる!?


味わい深い輝きを放って女性の心をひきつける真珠。ダイヤモンドやルビーなどとともに五大宝石にも数えられるこの宝石は、アコヤ貝の力を借りてつくられる自然の産物です。
ところが、天然のものと同じ輝きをもつ真珠を、なんとマヨネーズからつくることができるのです。つくり方も夏休みの自由研究でできるようなシンプルさ。材料も、特別なものなど必要ないというから驚きです。
まず、広口のビンを用意して水を張り、マヨネーズを小さじ一杯とうま味調味料、和風だしを少量ずつ加えます。これに消石灰(水酸化カルシウム)小さじ一杯を入れて金魚の飼育に使うポンプで空気を送ります。しだいに水が濁ってきますが、この状態がアコヤ貝の中と同じになっており、うま味調味料と和風だしは貝が持つうま味成分、消石灰は貝に含まれるカルシウム、そしてマヨネーズは真珠の光沢をつくる成分の、それぞれ代わりの役目を果たします。
次に、真珠の核にするために、ボタンなど小さな玉を糸につけて水中につるします。その後は、消石灰を毎日小さじ一杯分ずつ足しながら、四日間待つだけです。水中から引き上げると、つるしてあったボタンに真珠と同じ層が付着しており、これを磨くとあの神秘的な輝きが出てくるというわけです。なんとも奇想天外な真珠のつくり方ですが、これならば驚くほど大きな真珠もつくれそう。一度試してみてはいかがでしょうか?




角川学芸出版
「話を盛りあげる究極の雑学」
JLogosID : 5180110