上川
【かみかわ】

(近代)昭和18年~現在の行政字名。はじめ大沢村,昭和29年からは松前町の行政字。もとは大沢村大字上及部村。地内は農業地帯で,戦前は畑作・漁業出稼ぎを主としたが,戦後は水田稲作も行われるようになった。昭和27年の世帯数60・人口371。同28年国鉄松前線が開通し,同31年及部簡易乗降場設置(松前町発足20年の歩み)。昭和30年代以降は出稼者も増え,同47年の年間30日以上の地内の出稼世帯数16・人口17で,全世帯数の19.51%である(松前町出稼労働者実態調査結果報告書)。世帯数・人口は,上川地区として昭和40年75・367,同55年100・352。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7002037 |