鷗島
【かもめじま】

檜山地方江差町の西方0.5kmの日本海にある島。檜山道立自然公園のうち。江差市街地と島が防波堤で結ばれ，また島の北端から約500mの防波堤が築かれ，その内部が江差港となる。南北１km，東西0.3km，周囲３km，標高27mの小島で中央部が低く，カモメが羽根を広げたように見えることからこの名がついた。新第三紀の火山性岩石からなる。周囲に海食崖が発達し，奇岩・岩礁の多い景勝地となり，海水浴・キャンプ・釣りの適地として観光客を集める。島の北寄りに灯台があり，200年の歴史をもつ厳島神社，追分節記念碑もある。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7002271