金星橋
【きんせいばし】
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石狩川に架かる橋。旭川市の東1条4丁目と花咲町1丁目を結ぶ。新旭川駅と国道40号を結ぶ主要道道旭川停車場線が通る。橋長321m,幅員27m,21.5mの6車線と,幅1mの中央分離帯,両側各2.25mの歩道がある。型式は3径間および4径間連続鋼桁橋。昭和47年の改修工事により現在の橋となった。当橋の東側地区は,石狩川とその支流牛朱別川に挟まれた低湿地で市街化が遅れ,昭和7年出水防止のための牛朱別川の河道切替え工事が完了した。初代の金星橋は,市街化の始まった昭和9年1月着工,同年11月に完工した木橋で,橋長323m,幅員10m,当時は市内最長であった。昭和20年に改修,同22年に復旧工事が行われたが老朽化が激しく,昭和30年から架替え工事が行われ,同34年第2代金星橋が永久橋として完成した。橋長320m,幅員10.75mの鋼橋であったが,昭和40年頃から1日の車両交通量は1万台を超え,幅員の拡張が迫られた。工事は昭和44年から始まり,上流側に連続して新橋を造り,旧橋と合わせて同47年秋に完成した。橋の下流800mの地点に旭川のシンボル旭橋のアーチが望まれ,その下流500mには新橋がある。
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![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7002694 |