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知昭町
【ちしょうちょう】


(近代)昭和36年~現在の羅臼町の行政字名。もとは羅臼村の一部,知西別(ちにしべつ)。江戸期にはチニシベツなどの地名が見える。旧地名は「北海道蝦夷語地名解」にはアイヌ語のニウベ(大なる樺ある処の意)とあり,松浦武四郎「知床日誌」にはチニシベツ(船材多いという意)とあり,当時丸木舟を作るのによい巨木があったことによると思われる。昭和40年台風23号の被害を受け,民家10戸が床上・床下浸水となり,交通も一時途絶した。同49年から知西別川に羅臼ふ化場のサケの稚魚を放流。放流数(尾)は,同年37万3,000,同56年160万。捕獲数(尾)は,昭和54年46,同57年15(根室の鮭鱒)。世帯数・人口は,昭和42年117・629,同55年151・506。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7004984