富浦
【とみうら】
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(近代)昭和12年~現在の椴法華(とどほつけ)村の行政字名。もとは椴法華村の一部,島泊・日影浜・元椴法華。江戸期はミヤノ下・三ケンヤ・中ハマなどの地名として見える。前浜は,イカ・スケソウダラ・マス・ホッケなどを主体とする恵山沖漁場。昭和12年9月長雨・集中豪雨で土砂崩れが発生し1名死亡。同40年豪雨のため民家に落石。同45年低気圧により,中浜富浦地区の道路は決壊,交通が途絶した。同31年中浜花咲神社を元村稲荷神社,同43年富浦地区の秋葉稲荷神社を椴法華八幡神社へ合祀(開基百年記念椴法華村史年表)。同44年コンクリートブロック昆布礁750個が地先へ投入された。同56年富浦会館設置。
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![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7005679 |