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日宗
【にっしゅう】


(近代)昭和24年~現在の行政字名。はじめ陸別村,昭和28年からは陸別町の行政字。もとは淕別(りくんべつ)村の一部。地名の由来は,明治45年山梨県から団体入地した15人全員が日蓮宗の信仰者であったことによる。翌年も信者の入地が続き,集落を形成,法華団体とも称されていたが地域名を日宗とした。高原地帯で平坦部は少なく,立地条件,自然条件も厳しく開拓は困難を極めた。昭和10年頃までは31戸が農業に従事していたが,戦後から移転者が続出,現在はほとんどが離農し地内は牧草地のみの山村となった。同57年の北海道農業基本調査によれば,耕地面積は50ha,主に牧草地,乳牛75頭を飼育。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7006420