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切谷内
【きりやない】


旧国名:陸奥

桐屋内とも書く。北東流する五戸川中流沿岸に位置し,奥羽山脈の東に連なる緩やかな丘陵地が続く。五戸川,あるいは同川に注ぐ小河川に臨む丘陵地には縄文前期より後期にかけての遺跡が散在する。本格的発掘は行われていないが,五戸川左岸の丘陵地の外ノ沢遺跡からは,縄文前期から後期の円筒上層式の土器片が出土している。地内粒ケ谷地と菖蒲川は元久年間に佐々木右京介・佐兵衛之介によって開かれた土地と伝えられ,佐兵衛之介の妻菖蒲の前の名前に由来するという(国誌)。戦国期には三戸南部氏の支配下に入り,上名久井館(現名川町)の館主東政勝の所領であったとされるが,元亀2年根城南部氏と東氏との戦闘により根城南部氏領に編入されたという(八戸家伝記・南部八戸家系/南部家文書)。地内の大久木は,永仁5年11月21日の五戸郷々検注注進状に見える「おほさき」に比定される(新渡戸文書/岩手県中世文書上)。
桐屋内村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
切谷内(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7010725