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【しろがね】


旧国名:陸奥

古くは白金・白銀とも書いた。梵珠山麓の最南端の丘陵地と浪岡川の氾濫原に位置し,集落の東と南側を浪岡川が流れる。山の手には笊(ざる)溜池・六郎(宮田)溜池・よし溜池・長溜池・新溜池があり,新溜池以外は江戸初期のものである。これらの溜池付近から縄文式土器と貝塚が出土する。往古は十三・小泊方面と東根・外ケ浜方面を結ぶ交通の要衝であった。当地には浪岡御所時代の譜代の重臣吉町弥右衛門の居館跡があり,杉銀館・尾林館ともいう(青森県の中世城館)。「永禄日記」元亀4年2月の条に当地の吉野氏が橋を普請したと見え,天正10年当地で相撲があり見物人が群集したともある。天正6年津軽為信の浪岡攻めには為信にくみした(津軽諸城の研究)。地内尾林には巨竜の伝説があり,死骸の頭が権現崎で尾崎権現(小泊村尾崎神社),胴体は梵珠山中でそこに飛竜権現(松倉神社),尾は尾林で尾林権現(熊野堂)を祀ったというものである。また戦国期にこの地で非業の死を遂げた武将の怨念にからむ「人落しの愛宕様」伝説や村出身の力士黄金山源次郎の話が語り伝えられている。
銀村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
銀(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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